挫折した経験を持つ人は成長するといわれますが、実際そうなのかは疑問です。
成功した人が過去にこんな経験をしたと話せば注目を集めますが、逆に落ちぶれていった人は脚光を浴びないので気づかれません。
実際に挫折することで自信を無くし、リタイアする人は大勢います。
では、成長するためにはどのような経験が必要なのかといえば、失敗経験が大事です。
そこから色んなことを学ぶことができるからです。
けれどもそこから大きく成長する人は、失敗することで挫折を感じることはありません。
つまり、同じような辛い経験をしてどのようにそれを受け止めるのかが重要なのです。
心が折れるという言葉が流行りましたが、実際にみんながそのように感じるわけではありません。
どれほど辛い思いをしても、必死に前を向いている人もいるのです。
そのような人はひたすら、自分が目指すものを見失いません。
それを手放す人が心が折れると表現するわけです。
自分を高めたいと思うのであれば、まずは自分の目指すべき目標をしっかりと定めておかなければなりません。
そうすればどんな失敗があったとしても、挫けることなく前進できます。
むしろ失敗とは考えずに学ぶ機会を得たと捉えることが可能です。
このような考え方はすぐに身につけることはできません。
失敗経験を成功につなげられる人の考え方を知って実践する努力も必要です（参考：挫折こそが成長への近道）。
そう考えると、色んなことに果敢にチャレンジできるようになります。
何が起きてもうろたえることなく受け止める心の広さを持つことができます。
その結果、さらに失敗に対する耐性のようなものが鍛えられるようになるわけです。